オリーブの年間計画!生育管理の目安編
一年を通してのオリーブの状態と手入れは次のようになっています。
この記事は太平洋側で、関東(含む)~九州までの平地を基準としています。
北海道、東北、日本海側、山地等(など)の寒冷地では1ヶ月遅く春の活動が始まり、秋は1ヶ月早く休眠が始まると考えられます。
奄美、沖縄地方では桜の開花後に春の活動が始まるものと考えられます。ただし、冬の気温が高いので、特に1月の平均気温が10度以上となりやすいので、花芽はできにくいものと思われます。
日本全国の春の季節を一番捉え易いものとしては桜の開花が上げられます。
各地域の地元の桜の開花後からオリーブの春の活動が始まるものと考えてもらってよいです。
お住まいの地域の最高気温と最低気温に注意してください。
* ここへ記したことは大まかな目安として捉(とら)えてください。
1 オリーブの年間の状態
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
休眠 春から活動開始 梅雨 真夏 秋 冬休眠
開花→
* オリーブは年間を通して、余程のことがない限りは常に新芽が出ていますので、水は鉢の表面が乾いたら十二分に与えます。庭植えでも冬は特に注意します。オリーブには水が必要なのです。
2 四季ごとの生育状況と管理・要点
オリーブに実を生(な)らせるためには総合的な対策が必要ですが、せっかく木が充実していても、肝心の5~6月の開花時期に雨が多ければ花粉が流れてしまうので、実を生らせたい木についてはテラコッタ(素焼き鉢)やプランター等のコンテナ(容器)栽培にして屋根の有る雨の当たらない、日当たりの良い場所で育てましょう。*庭植え(露地栽培)ではビニール屋根等で雨除けします。
春 3~5月
4月になり新梢(しんしょう)、つまり新しい枝が伸び始めます。
春の施肥を4月初旬前後に1回与えます。
早いところでは5月初旬頃より(前年に伸びた)新梢(枝)の花芽の開花が始まります。
受粉がうまくできれば緑色の小さい実(み)が生(な)ります。
徐々に枝葉が伸びだしますが、寒さがぶり返す時期でもあるので遅霜(おそじも)に気を付けます。
夏 6~8月
4月から大よそ8月初旬頃までに伸びた新梢が、来年の春の開花(花芽の)結果枝(けっかし)になります。
5~6月にできた緑色の実(み)が太り始めます。
6月下旬前後頃に夏の施肥を1回与えます。
8月頃に黄緑色になった実が多く(付いて)あれば、摘果(てきか)して、新漬けを作ります。*摘果とは実を採ることを言います。
一年で生育が一番活発になります。
この時期を乗り越えれば、ほぼ半分は成功したと言えます。
秋 9~11月
オリーブの実はどんどん太ります。
10月初旬前後から実の色が徐々に黄緑から紫色になっていきます。
紫色になってからが塩漬け用の実の収穫が始まります。
10月下旬前後にお礼肥を兼ねて、秋の施肥を1回与えます。
病害虫の被害も減って行き、次第(しだい)に実の色が深まってきます。
冬 12~2月
実の色が紫から濃い紫になるので適時に収穫します。
オリーブオイル用の実を収穫する時期です。
尚、実が完熟すると黒っぽくなり枝から自然落下します。*この状態が生で一番美味しいのだそうです。
実の収穫は時期を見て好みの色で採取してください。
寒さが本格的になると休眠しますが、常緑樹のオリーブは水を必要とします。
この時期に水を切らすと花芽がうまくできずに、春に花が咲いても実が生りません。
一年の喜びを向かえるときですが、来年に向けては気が抜けません。
3 オリーブの栽培の基本
オリーブの植え付けや植え替えは、暖かくなればいつでもできるので、管理に慣れていれば真夏でも実行して構いません。
剪定は真冬だけを除けばいつしても構いません。
4 オリーブの病気や害虫及び生理障害等のトラブル・その他
オリーブに被害を与える病気や害虫に関しては、早ければ新梢が伸びだす頃より発生し、冬を本格的に迎える迄は続きます。参照オリーブ&ハーブの病気と害虫
尚、暑い時期に被害を受けた枝葉等の傷は冬になっても消えません。翌年の春からで、葉が生え変わるか、形成層が活動を活発化させないと癒合(ゆごう)、つまり傷が消えることはありません。
以上がオリーブの年間のだいたいの生育状況(状態)なので、これをうまく活用して頂ければ幸いです。
わからないことやその他はTopOlive&Herbから見てください。
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