オリーブ&ハーブの治療・根のトラブル対策編
業者さんがいくら努力しても、どうしても苗木に数%の根のトラブルは発生してしまいます。
そこで、苗・苗木を入手後に一番最初にするお手入れに付いての記述です。
関連記事
② 良質の希少品種各種オリーブ苗・苗木センター ③ 大型オリーブ苗・苗木
以上の3記事で扱う苗・苗木の根のトラブルに付いてです。
ガーデナーの施術手技等により、実際の治療効果に差が出ないように配慮はしてありますが、現実にはレベルの差が出てしまうこともあります。
また、鉢植えの苗・苗木向きの記述にしてありますが、実際のオリーブやハーブでの庭植え、植え替え、植え治し(直し)にもそのまま使える基本的な共通技術です。
尚、この記事を参考にされた場合、必ずその旨の明記をお願い致します。![]()
以上の点を踏まえお読みください。
わからないことはHome・Top・Main、オリーブ&ハーブの図書ガイドからご覧ください。
本編
オリーブやハーブ(当サイトで取り上げているベリー類、コーヒー含む)等の根を保護する方法です。
オリーブやハーブには根の病害虫のトラブルで使える登録農薬がありません。
それだけに病気や害虫が発生するとかなり慌ててしまいがちです。
ところでなぜ根のトラブルが発生するのでしょうか。
そして、トラブルが発生しないようにする対策は無いのでしょうか。
1 苗や苗木は疲れている
露地(地面)に直接植えて養成し、掘り上げた大型の苗を除いて、一般的なビニールポットやプラスチック鉢の苗や苗木のほとんどでは、余程良好な物を除き、程度の差こそあれ、根のトラブル、特に根腐(ねぐさ)れが発生していたり、根の害虫が付いています。
この理由は、苗や苗木を養成、つまり育てて出荷するのに最低1年という時間を掛けるからです。
そうです![]()
一般的な鉢植えでは、生育が順調でも1年のうちで春から秋までに、必ず何回かの植え治し(直し)をしますね。
これはもちろん根が勢いよく伸びて起きる(発生する)根詰(ねず)まりが原因のことが多いのですが、何らかの理由により土の状態が悪くなり、ばい菌の影響受けて起きる根腐れや、根を餌(えさ)として食べたりする虫の幼虫、つまり害虫の食害(しょくがい)もあります。
つまりこれらの理由で、苗や苗木は、根の手入れを随時(ずいじ)、または定期的にしてあげないといけないのです。
2 苗・苗木の洗浄と清浄化処置
さて、それではどのようにすれば根の健康を保ち、維持(いじ)することができるのでしょうか。
ここではビニールポットや鉢植えの苗だけではなく、すでにガーデンで育てている鉢植えやプランター、場合によっては庭植えのものに付いてです。
まず、苗を丁寧(ていねい)に、できるだけ根を切らないように注意して掘り上げます。
そして、根に付いている土を、水で全部洗い流してきれいにします。
この時に傷(いた)んだり腐敗(ふはい)している根は■か■の様な色になっていて、たいていの場合は水で自然に流れ落ち取れてしまいます。
なので、余程(よほど)強く土がこびり付いていない限りは、手でゴシゴシと擦(こす)ることはしてはいけません。
根の表面が傷付いて、ばい菌が入りやすくなってしまいますからね。
どうしても土が根から取れない場合には、水の中で指先か、または綿棒で、そ~っと、根に触れる感じにやさしくなでる様にしてもらうと割と楽に落とせます。
これで主根が健全ならば、植え付けてもすぐに根が再生するので、大丈夫(だいじょうぶ)です。
* 地上部の幹の根元から下、つまり地下の部分の根の太いところ、幹と繋(つな)がっている部分を主根(しゅこん)といいます。
ここの部分に■か■の様な色の筋が入り込んでしまっている場合がありますが、これには手をつけてはいけません。
少し、歯ブラシで擦って取れれば(落ちれば)それでよいのですが、主根は固く、簡単には削ることができないですし、下手(へた)に傷を付けたら、栄養水分を幹に送ることができずに枯らしてしまうことになるからです。もちろん放任してもばい菌が復活してきてしまうので適切な処置が必要です。* 4の処置を参照
ちなみに健全な根は白色か、もしくは■か■といった感じになっていて、しっかりとし少々引いたくらいでは簡単には切れませんね。
3 植え付けの手法技法
ポイントとするオリーブやハーブ類の植え付けの基本は深植(ふかう)えをしないことです。*深植えとは根元が周囲の地面より低くなることをいいます。
根をできるだけ自然な形になるように四方八方へ伸ばしてください。
もちろん下方向へ伸びている根も自然に下へ向けて伸ばします。
また、必ず根と根の間に適量の土を入れることです。
こうすると根と土が密着(みっちゃく)して安定し、活着(かっちゃく)しやすくなります。
これは鉢植え、プランター、庭植え(露地栽培)でも同じ方法です。
4 問題となる根の症状への対処方法
問題となるのは2の処置で腐敗部が残ってしまい、対応できない症状の時です。
ここでは特別な資材を使い、根の症状の治癒、改善、再生させることをするための方法です。
2のところでは水道水に含まれる塩素のお陰(作用)で、大部分のばい菌(悪玉菌)が殺菌されます。*殺菌とはばい菌を破壊して、数を減らしたり、いなくしたりすることをいいます。
でも根腐れになっていた、あるいは腐敗部が残っている根には、根腐れ菌がまだまだ多く残ってしまっていますので、そこで、強力な抗菌成分により根腐れ菌を撃退しないといけません。
ただ、オリーブやハーブの根の殺菌用の登録農薬と言うのはありませんから、他の安全な抗菌成分を使い、根腐れ菌を増えないようにする必要が有ります。
そこで、静菌作用(せいきんさよう)のHB-101 100cc【送料無料・1本から宅配便でお手元に届けます】 を水で千倍に薄めた液に10秒くらい根全体を浸けて、ばい菌をできるだけ減らすようにします。*静菌作用というのは、菌が増えるのを止める作用(増殖阻止)をいいます。殺菌とは違います。
この処置をすることにより、根腐れ菌が増えないので、後は根から分泌される抗菌成分(例、オリーブではオレウロペイン)等や根とくっ付いて働く善玉共生菌等(参照・B 善玉土壌微生物活性菌)の助けを借りて、根の保護と再生がしやすいようにしてあげるのです。
ただ、もちろんこの方法とて100%の効果はありえません。
ですが、たいていの場合にはこの処置で、根腐れ症状を抑制でき、栄養吸収をうまくできるようになり、これによりオリーブやハーブの再生力を活発にし、健全な生育に向けての期待ができます。
簡単に言えば病気を完治できなくても、症状が進行しないように、抑(おさ)え込めるようにしてあげれば、後は病気が無い状態と同じ様に生育できるのです。
根のトラブルの治療のポイントは、できるだけ早い時期の施術処置が最も効果的です。
放任・放置すれば症状は進行するばかりです。
なので、しばらく様子を見るなどはもっての他ですよ ![]()
![]()
今回の記事で用いると効果的な微生物資材関連品
微生物資材については長年の使用実績があり、どれも一定の評価がある物ばかりを選んであります。*全て名の通った資材ばかりです。
使い方は2の処置後に根に直接、菌資材を振り掛けることです。
以外ですが、この方法が得られる効果が一番高いのです。
A 天然系抗菌活性成分
静菌(せいきん)作用によりばい菌が増えるのを防ぎます(ばい菌を破壊する殺菌作用とは違います)。 病害虫の予防効果は毎週1回の1000倍液の散布により持続します。治療効果ですが、これは弱いです。症状が出てからの散布では症状を2~5割軽減できるだけです。完治はできません。
楽HB-101 100cc【送料無料・1本から宅配便でお手元に届けます】 ヤHB−101 100ml
B 善玉土壌微生物活性菌
*植物活性剤扱いなので、オリーブやハーブに使用できます。
ここに取り上げた善玉菌資材の効果についてですが、どの資材でも長年の使用実積があり、中々順位が付け難いくらいの、プロ向けのものばかりです。
したがって、リンクしてあるメーカーサイトを見てから、気に入ったものを選ぶようにした方がよいですね。
使い方はバーク堆肥か用土に混ぜて使いますが、根に直接ふりかけた方が、どの菌も効果が早くよくくっ付きます。
1 初心者向き微生物資材 *プロ向きの善玉菌資材を一般向けにしたものです。
① ◎エコガーデン バイオガード 野菜用 *2種類の善玉菌、粉タイプです。
② バーク堆肥に野菜をおいしくするVS菌を加えています。[自然応用科学]栽培名人 野菜の堆肥(5リットル)
③ バーク堆肥に野菜をおいしくするVS菌を加えています。[自然応用科学]栽培名人 野菜の堆肥(20リットル)
④ バイオコダルマ 1kg 楽 テーブルガーデン *粉タイプで、初心者向きです。
⑤ 豊作物語 *アサヒビールホームページはこちらhttp://www.asahibeer.co.jp/
豊作物語【花と野菜の土】 20L 〜アサヒビール酵母分解物入り〜 楽天
【送料無料】 アサヒ 豊作物語 苺 1L 【送料無料】 アサヒ 豊作物語 緑 1L 楽天
*ビール酵母を使った資材で、植物の抵抗力を高めます。肥料分入りでそのまま土に混ぜて使います。
⑥ バイオオルガ
地球環境を考えた 土壌微生物入有機培養土 バイオオルガ 12リットル
*複数の種類の菌根菌(きんこんきん)と肥料を含んだものです。このまま土に混ぜて使います。
2 中級~上級者向き
ここに取り上げた微生物資材はプロの生産者の間で長年の使用実績があるものばかりなので、性能に付いてはどれにも一定の効果があり、ほぼ互角です。
選び方は粉タイプかバーミキュライトタイプで選ぶか、後は各メーカーのホームページを見て、自分のガーデンに合っているのかを確認して選びます。
尚、施用前に最低限の土壌改良を行わないと、望む効果は出にくいものと考えられます。
① VS菌シリーズ * VS科工 http://www.vs-kakou.co.jp/index2.html
VS34 10kg VSあかきん 10kg VSトリコ 10kg 楽
安全な国産バーミキュライトに菌を付けてあるタイプです。
堆肥や土に均一に混ざったのかがよく確認できます。一般的な使い方は、市販のバーク堆肥に目分量でそれぞれ5%つ゛つ混ぜます。
VS34、VSあかきん、VSトリコを使用したVS菌堆肥の造り方に付いては、上記VS科工のホームページのトップページの「有機物の有効利用」、「技術紹介」、「使用事例」にくわしい方法が出ていますので、参考にしてください。
② ラクトバチルス http://hirosho-web.co.jp/katei.html
究極の有機栽培〜微生物農法資材・ラクトバチルス〜ラクトヒロックス(1.3kg) 楽
究極の有機栽培〜微生物農法資材・ラクトバチルス〜ラクトバチルス(2.5kg) 楽
ラクトバチルス ヤ
*乳酸菌系の資材です。粉タイプです。
③ バイオポスト http://www.vallauris.co.jp/biopost/
フランスで開発された植物性濃縮肥料!(植物全般用)【花苗】【花壇】【菜園】■バイオポスト・リキッドサム 1リットル【FGP0821_5】
フランスで開発された土壌改良材!(植物全般用)【花苗】【バラ】【菜園花壇】■ヴァラリス・バイオポスト 1,5kg 【FGP0821_5】
フランスで開発された土壌改良材!(植物全般用)お徳用セット【花苗】【バラ】【菜園花壇】■ヴァラリス・バイオポスト(1,5kg)3袋セット 【FGP0821_5】
SORA バイオポスト 1.5kg バイオポスト リキッドサム 楽 バイオポスト 1.5kg バイオポスト リキッドサム
ヤ
*世界の有機農業大国フランスの有名な善玉菌資材です。粉タイプです。
④ コフナ http://www.cofuna.jp/group2_cofuna.html
【プロ農家御用達!】究極の土壌改良材 フランスコフナ (メーカーよりフランスコフナ専用便にて配送)
【好嫌気性複合微生物資材】コフナMP 15kg 地力溢れる土作りの為に!!
【土こそいのち】 《国内産》コフナ1号 (粉) 15kg 『使ってわかるコフナの良さ』
*こちらもフランスの有名なパスツール研究所の善玉菌資材です。粉とペレットの2つのタイプがあります。
⑤ オーレス http://www.matsumoto-biken.co.jp/shohin/nogyo.html
堆肥づくりのスピード化(繊維物質の腐熟分解力が高い)オーレスC 楽
堆肥づくりのスピード化(繊維物質の腐熟分解力が高い)オーレスG 楽
糖度と色素含量を高め・豊かな実りのお手伝い光オーレス(15kg) 土壌改良剤 楽
微生物のはたらきで豊かな米づくり水稲用光オーレス(15kg) 土壌改良剤 楽
*農業用有用微生物オーレス菌群。
⑥ トーマス菌 http://www.biogreen.jp/product/thomas.html
*肥料に混ぜてあるタイプです。
⑦ 息吹農法 http://www.hanyokagaku.com/ibuki.html
【機能性土壌改良剤】土改剤特許第2604057号息吹農法 グレードLD 1kg 楽
*ピートモス微粉末タイプです。
⑧ カルスNC-R http://www.os.rim.or.jp/~sh01-res/
*嫌気性発酵(けんきせいはっこう)をさせる粉タイプです。有機質と一緒に土の中に埋めます。粉タイプです。
⑨ ダルマ菌








